早稲田での学生生活を語る上で外すことができないのはサークルです。早稲田大学は自ら日本一であると宣言してしまうほどサークル活動が盛んであり、公認されているサークルだけでも約700存在します。さらに、非公認のサークルも含めるとその数は完全には不明ですが、一説によると2~3000とも言われています。種類も豊富で、ナベの会や雪合戦の会など、コアなものがたくさんあります。早稲田にないサークルはない!とはよく言ったものです。これはサークルに入らない手はありませんね。早稲田の学生数は40,000人を超えるため、高校のように道を歩いていて知り合いに会うということがあまりなく、クラスも毎日会うわけではないので、そこでは友達ができにくいのです。なので、早稲田で自分の居場所を作るためにはサークルに入るのが一番手っ取り早いといえます。早稲田に入学したときにサークルを探さずにのんびりしていると、友達が一人もできず、さびしい4年間を過ごすことも存分にありえてしまうのです。恐ろしや、、、。
そんな中、私が選んだサークルは「ロック・クライミング」です。このサークルは山登りをするサークル、ではなくバンドサークルです(「ロック」は音楽の「ロック」)。割と真剣に音楽に取り組むサークルで、授業と授業の空き時間(90分ある)に練習し、月に一回はライブを行う。季節ごとにも大きなライブを行い、春と夏には集中練習合宿もありました。そこそこ大きめのサークルだったので、いろんなタイプの人間がいて、非常に濃密で刺激的な時間を過ごすことができました。地方出身者をはじめ、美術大学からサークルに参加している友人もいれば、セミプロとして活動している先輩もいました。そんな多彩な仲間たちに囲まれてともに切磋琢磨しあい、時に遊び、はたまたノリノリで騒いだり、、、。こんな贅沢な時間を過ごす(贅沢と気づいたのは大学を卒業してからでしたが)ことが出来るのは、大学生の特権。そして、早稲田大学には日本一多種多様な人たちが集まってくる、と言っても過言ではないと思います。皆さんも是非、早稲田大学に入学してたくさんの価値観とふれあい、一喜一憂し、人間としての力を高めてください。入試に向けての戦いはまだ始まったばかりかもしれませんが、全力で突き進んでいきましょう!