高校生から大学入学までを振り返ってみます。
高校生の頃、実兄が早稲田大学の法学部に通っており、時折家にやってくる兄の友人は、みな早大生でした。高校生の私には雲の上の憧れの大学生たちが、何やら難しい民法やら刑法の話の傍ら、マージャンや『ウィニング・イレブン』というサッカーゲームに興じていたのを、よく覚えています。
高校の卒業論文を社会学のテーマでまとめていたこともあり、志望は私立文系の社会系統。すべり止めは、学習院や立教などの社会学部や経済系の学部を受けましたが全滅。MARCHをすべり止めにという発想がそもそも無謀でした。
早稲田で受験した学部は「商学部」と「教育学部」でしたが、商学部も敗北。
最後の砦は「教育学部」でした。
当時の高校の先生が、古典の世界を本当に彩り豊かに語ってくれたおかげで、教師という職業に興味が湧いていたのが半分。もう半分は、同い年の高校生・広末涼子さんの推薦入学が決まったことで、出願したようなものでした。私にとって憧れの大学に、憧れの女優が入学することが決まったのですから、「教育学部」は不純な動機の第一志望でした。だからこそ、勝利の女神は味方したのです。自分が何度も復習し、血肉としていたテキストの文章がそっくりそのまま出題され、合格できたのです。
ということで、皆さん、授業内容の復習はきっちりと行いましょう。
その復習が私を早稲田に導き、そして今の職業に結びついていると、本気でそう思います。