「春の早慶戦で初めて真の早稲田の人間になれる」、とよく言われますが、他にもいろいろな面で「早稲田入学したんだなあ」と実感できることがあります。私の場合は、図書館でたくさんの本に囲まれた時でした。大学の図書館はどこでもそれなりの規模があると思いますが、早稲田の図書館は桁違いの規模でした。新入生の時に地下フロアに入った時ですが、まさに迷宮に迷い込んだような錯覚を覚えました(実際迷いました)。両側の本棚は永遠に続き、そこに無数の本が並べられている。それだけで、「この大学に入ってよかった」と思えました。実際本を読まず、その場にいただけで勉強している気分になってしまった面はありますが、それでもその空間にいるだけで幸せと感じられるというのは、なかなか味わえないことだと思います。図書館を出る頃には大分暗くなり、遠くに大隈講堂の時計にうっすらと灯がともっているのが見えます。そのあとは馬場歩きをしていろいろな店をのぞくのも楽しみでした。喫茶店のメニューはアイスコーヒーではなく冷やしコーヒー、オレンジジュースではなくオレンヂジュースというのもうれしくなりました。
早稲田の思い出は尽きることはありません。そして卒業してからでも早稲田とのつながりはさまざまなところであります。卒業してからも新たに思い出を作っていける、そんな魅力が早稲田大学にはあります。
絶対行って損はない大学です。来年の春はぜひ早稲田で新たな大学生活をスタートしてください。